「割り込み電話」  バスを待っている行列があります。あとから来た人が割り込んで先に乗っ たら、皆さん腹が立ちますよね。これは、行列への割り込みです。もし、事 務の仕事をしていて電話がなったら、中断して電話を取ります。仕事中でな くても、電話のベルのほうが優先されます。これは、電話の割り込みです。 もし玄関のベルが鳴ったら、今していることを中断して玄関に行きますね。 どうにかして、同時に二つのことができないものでしょうか? 基本的に、 ある瞬間には、人間は一つのことしかできないのだと思います。電話の話を 聞きながら、メモを取ることができるって? でも、耳で聞いた言葉を解釈 して、なんという字を書くかを決めてから、指に指令を出しています。  コンピュータの話になりますが、耳に相当するものをキーボード、手に相 当するものをディスプレイとします。パソコンに文字を入力したら即座に表 示されますが、ある瞬間を捉えると、どのキーが押されたかを解釈して、表 示すべき文字のパターンを選びます。頭(マイクロプロセッサ)は一つです から、基本的に同時に二つのことはできません。もし、同時進行させたけれ ば、頭を二つ(マルチプロセッサ)にすればよいと思います。  もし、頭が二つの人間がいたらどうでしょうか? 分かれ道で、右へ行く か?左へ行くか?を決めなければならないときに、意見が分かれたらいつま でたっても先へ進めません。やはり、意思決定をする頭は一つでいいと思い ます。  話を電話に戻しますが、相手が見えないだけに、どういう状況にいるかが わかりません。電話をすると、かけた相手は最優先で受話器をとります。こ れは、電話による割り込みになります。ですから、ひとこと「今お話しして いいですか?」とか、携帯電話なら「今運転中じゃないですか?」という、 心配りがあるとありがたいですね。